指導事例:学習意欲を高める、学校オリジナル問題集

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指導事例:学習意欲を高める、学校オリジナル問題集

指導事例レポート

さまざまな学校課題や指導テーマに対して、指導を工夫されている先生方に取材を行い、その実践をご紹介するベネッセの指導事例レポート。 今回は学習意欲を高める、学校オリジナル問題集について、鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校にヒアリングいたしました。これからの共通テスト・進路実現に向けた大学受験指導のご参考になれば幸いです。

学校紹介

九州地区
鹿児島市立 鹿児島玉龍高等学校
公立・共学/1学年:240名
主な進路状況(2024年度)
国公立:東京大学、北海道大学、一橋大学、筑波大学、京都大学、九州大学など、計133名合格
私立大:早稲田大、東京理科大、立命館大など

学習意欲を高める、学校オリジナル問題集

高校2年生の夏を境に、模試の成績が伸び悩む。

多くの進学校が直面するこの壁の背景には、生徒が与えられた課題を消化するだけに留まり、「自らの弱点を把握し、主体的に学習を組み立てる力(学習マネジメント力)」の不足があります。

大規模校ゆえに、一人ひとりに手をかけて指導することができない歯がゆさを感じていた中、鹿児島玉龍高等学校ではベネッセの『オーダー問題集(オーダーシステム)』で作成した、学校オリジナル問題集を活用。

7月の進研模試の結果から学年全体の弱点を把握し、次の模試に向けて必要な問題を選定。日々の課題や休日課題として取り組むことで、「解く」「振り返る」「改善する」という、生徒の意識と行動を劇的に変化させました。

背景と課題

学習意欲とマネジメント力を高めるために

鹿児島玉龍高等学校では、高校2年生以降の模試で成績が下がる傾向が続いていました。その背景には、学力面だけでなく、生徒の学習への向き合い方にも課題があると考えていました。

「与えられたこと、言われたことには取り組める。でも、自分で学習を組み立てることが苦手な生徒が多い」

一人ひとりに丁寧な指導をしたいという思いがある一方、学校全体で生徒を指導する中では、個々の課題に十分な時間をかけることは容易ではありません。そこで目を向けたのが、模試の結果を活用した学校オリジナルの問題集でした。

模試の結果から「今、必要な問題」を選ぶ

7月の進研模試の結果を分析し、学年全体の弱点分野や、次回の模試で取りこぼしてほしくない問題を中心に問題集を構成。

ベネッセの『オーダー問題集(オーダーシステム)』なら、豊富な問題の中から学校の指導方針に合わせて問題を選び、学校オリジナルの問題集として冊子化することができます。

鹿児島玉龍高等学校では、この問題集を後期の日々課題・休日課題として活用しました。生徒全員が同じ冊子に取り組むことで、学年として共通の学習機会をつくりながら、模試で見えてきた課題にも対応し、次回11月模試に向けた学習指導を実践しました。

Point.1 まず「何故この問題集に取り組むのか」を伝える

問題集を配って「毎日1問、毎日1ページやりましょう」だけでは、生徒の行動は変わりにくいもの。

そこで同校では、取り組みを始める前に、この問題集の目的を生徒に伝えました。目指したのは、問題をたくさん解くことだけではありません。自分の現状を知り、何を学ぶべきかを考え、自分で学習を調整できるようになること。

「解く」ことをスタートにして、「振り返る」「次に何をするか考える」までを一つの学習として捉えました。

Point.2 全国得点率を、自分の学習を振り返る材料にする

オーダーシステムで掲載する模試過去問には、その年度の全国集計結果(得点率)を目次に掲載させることができます。

この全国得点率を生徒の振り返りに活用しました。
時間を計って問題を解き、自己採点する。そして全国得点率と自分の結果を比べる。

「この問題は、自分も解けている」
「全国的に正答率が高いのに、自分はできていない」
「この問題は、今後できるようになりたい」

教師から課題を与えられるだけでなく、自分の結果を見て、次の学習を考える。その経験を積み重ねることが、学習マネジメント力につながっていきました。

Point.3 問題ごとに単元のタイトルをつける

数学では、問題を見ただけでは、どの単元の知識を使えばよいのか判断できない生徒もいます。

特に、異なる単元の図形問題が並んでいると「これは何を使って解く問題なのか」が分からず、そこで手が止まってしまうことがあります。

そこで、問題ごとに単元のタイトルを付ける工夫を行いました。低学年のうちから問題と単元を結びつけ、分野ごとの問題の理解を深める。これは大学入試で求められる「分野を横断した問題」への対応にもつながります。

1日1題。「解く」から「振り返る」までを習慣に

オリジナル問題集を1日1題の課題として活用。
生徒は問題を解いて提出するだけでなく、「取り組みチェックリスト」に学習結果を記入します。

自分は何ができたのか。
どこでつまずいたのか。
次に何をすればよいのか。

一つひとつ確認することで、自分の学習を振り返る習慣をつくりました。

編集後記

ベネッセ担当営業から
鹿児島玉龍高等学校では、取り組みを続ける中で、模試に対する意識が高まり、最後まで問題を解き抜こうとする生徒が増えました。問題集に取り組む意味を理解したことで、課題の提出率にも変化が見られています。

「学校から与えられた課題をこなす」から「自分の課題を見つけて学ぶ」へ。

『オーダー問題集(オーダーシステム)』なら、模試の結果や学年の課題に合わせて、学校オリジナルの問題集をつくることができます。先生方の指導方針と、生徒一人ひとりの学びをつなぐ一冊を、学校独自の教材として形にしてみませんか。

2026年8月21日 公開

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