- 指導事例 vol.020
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さまざまな学校課題や指導テーマに対して指導を工夫されている先生方に取材を行い、その実践をご紹介する連載企画「指導事例」。
「振り返り」の質を高め、「メタ認知力」を鍛える「今未来手帳」。岡山大学 全学教育・学生支援機構 准教授の中山 芳一先生、そして実際にご活用いただいている先生方からお話をおうかがいしました。
【手帳】質の高い振り返りと自己管理は「手書き」だからこそ
01. 振り返りの質とメタ認知力の向上
オンラインでのコミュニケーションが欠かせない時代だからこそ、振り返りの質とメタ認知力の向上が求められる
- 中山先生
- ギガスクールの渦の中、ICT教材を活用することがもはや当たり前になってきました。だからこそ、今こそハイブリッド時代の到来なのです。
教科に関すること(認知能力育成)は、リモートと作業効率のよいICT教材も活用し、生徒自らの振り返りに関すること(非認知能力育成)は、自分の振り返りをさらに振り返ることのできる『今未来手帳』を活用してください。
質の高い振り返りを続けることで、メタ認知力が向上し、この力は非認知能力のみならず、認知能力をも向上させます。これからの時代はデジタルとアナログ、どちらかだけではなく、「どちらも」なのです。
この「いいとこどり」のハイブリッドが生徒たちの明るい未来を切り拓いていくことでしょう。
02. 採用校の声:松山聖陵高等学校
自律のための力はデジタルとアナログの「いいとこどり」で
- 松山聖陵高等学校
- 自主性やセルフコントロールなど自律のための力をつけるために、PDCAサイクルを回す指導の一環で今未来手帳を導入しました。
週間スケジュールを縦に2分割し、左に家庭学習の予定を記入、右に実績を記入するよう指導しています。教科ごとの学習時間はClassiに入力します。タイムマネジメント力育成は手帳の方が優れていますよね。タブレットは今年度導入しました。授業中は生徒も喜んで使っていますが、デジタルデバイスの予測変換に頼らないよう、自分の手で書くことを大切にさせたいと思います。
Planも大切ですが、Checkがなければ計画倒れややりっぱなしになってしまいます。「振り返り」が必要だと常々、伝えています。
03. 採用校の声:福井県立勝山高等学校
ありのままの自分を手書きで振り返る3年間を大切に
- 福井県立勝山高等学校
- クロームブックも持たせているので生徒は忙しそうですが、その中でそれぞれの利点を学んでいるのではないでしょうか。
手帳を持って教科の質問に来ている様子も見かけます。担任だけでなく他の先生にも見てもらって励まされているようです。15分のHRでその日の振り返りと自宅学習の計画を書かせていますが、ありふれたことの中から印象的なことを見つけられるようになったと思います。手帳はいつでもすぐに自分の文字で振り返ることができますね。行動が視覚化できるのはアナログならでは。
デジタルの利点もしっかり学びながら、手書きで振り返る3年間を大切にしてほしいと思います。
2021年8月 取材
2021年9月30日 公開
おすすめの教材
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生徒の進路が多様な学校様での、生徒の自己管理力向上や生活態度改善、基本的生活習慣の育成に『今未来手帳』をおすすめいたします。今未来手帳は、定型版(A5サイズ・B6サイズ)と、カスタマイズ版をご用意しております。
定型版は、スケジュールなどの基本的な手帳の機能や、メタ認知力がアップする『リフレクティブトレーニング』などが含まれています。また、生徒の様々な活動を記録するだけでなく「自問自答力育成」も可能な『活動記録ブック』(別売り)もあわせてご用意しております。
ご指導や生徒さんの活用目的に応じて学校オリジナルのカスタマイズ版を作成することも可能です。先生と一緒に弊社の担当者社員が、御校にとって最適な手帳を考え、製作いたします。
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