- 指導事例 vol.023
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さまざまな学校課題や指導テーマに対して指導を工夫されている先生方に取材を行い、その実践をご紹介する連載企画「指導事例」。
今回は、弊社の「話す力」を身につける技能演習シリーズ『Path to Speaking 1』をご採用くださった広島なぎさ中学校・高等学校のSarah Peterson先生にメールでインタビューをさせていただきました。ALTの先生が授業で『Path to Speaking 1』を使ってくださっている様子をお聞きしました。
【英語】実際の場面で『英語を話せる自信をつける』スピーキング指導
01. 英語を使ってコミュニケーションするための自信をつける
Path to Writingをご採用いただいたきっかけは何ですか?
- Sarah Peterson先生
- Path to Speaking 1を選んだのは、外部英語検定の面接試験ではないスピーキングの練習を授業に取り入れたかったからです。
Path to Speaking 1は、通常の教科書よりも、現実に近い場面設定が多いと感じました。また、本の後半の、プレゼンテーションのユニットがとても気に入りました。学校でのスピーチコンテストに向けて生徒を指導するときに役に立つと思いました。
Path to Speaking 1はどのようにお使いいただいていますか?
- Sarah Peterson先生
- 中学2年生の授業で使用しています。週に2回、生徒20人の50分間の授業です。クラスは4人の先生で担当していて、4週に1ユニットのペースで進めています。生徒に、実際の状況でも自分の知っている英語を使ってコミュニケーションするための自信をつけてほしくて、この教材を選びました。
02. 与えられた語句や表現を使って、英会話を楽しむように
Path to Writing 1を使っていただいた感想をお願いします。
- Sarah Peterson先生
- まだ使い始めて日が浅いのですが、Model Conversationから、Let’s Try!とLet’s Try Again!の2つの別のシナリオへと続く流れが気に入っています。状況がやや複雑なユニットもありますが、先生がフォローすれば、生徒たちはModel Conversationをうまく変えて、会話をすることができています。
生徒の皆様の反応はいかがですか?
- Sarah Peterson先生
- これまでのところ、生徒たちは楽しく授業を受けているようで、与えられた語句や表現を使って自分で会話をしています。ペアで話しているときにも、Let’s Try!をみんなの前で発表するときにも、以前よりずっと自信を持っているように思えます。ユニット1の「ファストフード店での会話」は、英語を話すのは恥ずかしいと思っている生徒に自信をつけさせることができるトピックでした。
03. 練習した英語を恐れずに使うことの方がより大切
Model Conversationを少し変えるだけで、自分の食べたいものが注文できるからですね!
スピーキングの評価はどのようにされているのでしょうか?
- Sarah Peterson先生
- 採点は行いませんが、Let’s Try!のパートをみんなの前で発表させています。私は、文法的な正しさよりも、生徒が話している様子―自信持って話しているかどうか―を見ています。生徒たちが、練習した英語を恐れずに使うことの方がより大切だからです。今後、教材を進めていくと、英語の正しさや発音に目を向けることもあると思います。でも当面は、生徒たちには英語を繰り返し話して、より自信を持って、より流暢に会話をしてほしいと思います。
Path to Speaking 2、Path to Speaking 3とご用意しています!
- Sarah Peterson先生
- 今の学年(中学2年生)でスピーキング教材を使用するのは今年が初めてなので、スピーキングの指導について、試行錯誤をしているところです。Path to Speaking 2と3には、ディスカッションやディベートが含まれていて、中学校よりも高校の授業に適しているかもしれませんね。高学年の教科書選びを担当している先生方と話し合いたいと思います。
編集後記
2021年10月 取材
2021年11月22日 公開
おすすめの教材
- 『Path to Speaking / Path to Writing』は、「話す力」「書く力」を身につける技能演習シリーズです。低学年からSpeakingとWritingの技能を体系的に身につけ、自分の考えを発信する力を育成します。2022年度からの新課程にも対応しています。
『Path to Speaking / Path to Writing』
白川
中学校で使っていただいているということに驚きましたが、授業で生徒の皆様が楽しく話してくださっている様子をお聞きして、とてもうれしく思いました。高校生になったときに、Path to Speaking 2・3を使っていただけたらうれしいです!Peterson先生、ありがとうございました。